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ELECTRO HARMONIX SMALL CLONE ( EH 4600 FULL-CHORUS)
 このスモールクローン、コントロールはうねりの深さを変える「デプス」スイッチとうねる速さを変える「レイト」つまみの2つ、とシンプルなつくりです。

 「デプス」はスライドスイッチで、下のときは爽やかなコーラス効果が得られます。
 この時は、「レイト」つまみを真中から右側にすると、エフェクトがかかっているのを実感できます。
 あまり右いっぱいに回すとビヨヨヨ~ンてな感じになり、トレモロっぽくなりますけど。

 一方、「デプス」を上にすると、うねりが深くなります。
 この場合は「レイト」をあまり上げ過ぎない方がいいです。
 真中から右側では結構エグイ感じになりますから。
 
 さてこのエフェクター、少し音ヤセが気になるほうではあります。
 音量がやや下がると言うか・・・・・・
 まあそれほどひどくはないので、アンプの音量を上げ気味にするとかで問題ないでしょう。

 オンオフを切り替えるフットスイッチは強く踏み込まないといけないのですが、頻繁に踏んでいるとボディがめりこまないか心配。

 電池交換は小さなプラスドライバーを使います。それはいいとして、ふたの裏に電池を挟み込む金具があるのですが、結構きついので、はめ込むのに苦労するかもしれません。力もコツも必要です。

 アダプターは「9V 100ma tip-positive AC adapter」(英文説明書より)を使う必要があります。先端がプラスのものです。
 ボスのは形が違うので使えません(変換プラグが必要か?)。私はアダプターで使っていませんが。

 エレハモ独特の木箱に入っていて、ラムズヘッドのイラストとエレハモのロゴが入ったステッカーもついてます。アメリカのメーカーはステッカーをつけるのが好きみたいですね(ダンエレクトロにも付いてましたし)。日本のメーカーも頑張って欲しいです(笑)。 
2005.04.03(Sun) 19:17 | 空間系 | Trackback(0) Comment(0)
DANELECTRO DAN-ECHO (DE-1)
danecho.jpg

 エコーとありますが、要はディレイです。
 ディレイタイムは最長約1秒。
 スイッチでショートディレイとロングディレイを切り替える事ができます。

 面白いのは、「ハイカット」なるつまみ。
 これにより、ディレイ音をこもらせることも、くっきりしたディレイ音にする事も出来ます。
 ただ効きは鈍いです。
 もう少し微妙なセッティングができれば、アナログディレイ的な音もだせるはずなのですが、それは無理みたいです。

 メーカー(ダンエレクトロ)の宣伝文には「テープエコーをシミュレートする事もできる」みたいなことが書かれてましたが、本物のテープエコーを使った事はないのでなんともいえません。

 説明書には14種類のサンプルセッティングが載っていて、その中に「テープエコー」のセッティングもあります。
 こうすると、ディレイ音はすぐにもこもこしたものになります。
 これがテープエコーの音なのでしょうかね?

 電池で使う事もできますが、あっという間になくなります。
 素直にアダプターを使いましょう。
 ダンエレクトロのアダプターが推奨ですが、ボスのも使えます。

 オンにすると、なにやらわずかながらですがノイズが気になります。 そのノイズは「スピード」つまみで音程が変化します(笑)。

 あと、アウトプットは一つだけです。
 今時のディレイでは珍しいですね。
 (マクソンのAD-900も一つだけですが)

 上品な藤色なのもいいですね。
 ダンエレクトロのロゴステッカーも付いていて、なんかお得です(笑)。
 さらには、小さな乾燥剤まで入ってます。
 エフェクターに対する気配りは万全です。
 正直、意味があるのかわかりませんけど(笑)。
2005.03.30(Wed) 21:38 | 空間系 | Trackback(0) Comment(0)
MAXON STEREO CHORUS (CS-550)
PICTcs550.jpg

 エフェクト音は、割と高域が出る方です。
 同社のCS505(リイシュー)よりはやや高域は控えめですが。
 オンにすると太い音になる感じです。その辺が好きだという方もいるでしょう。

 それはさておき、なかなか曲者なコーラスです。

 まずは「M-LEVEL」の存在。
 原音とエフェクト音のミックスバランスを調整するためのつまみですが、かなり小さく、出っ張り具合も少ないので、スムーズな調整は困難です。
 なぜにこんな操作しにくいつまみなのだろう、と思っていたら、説明書にこうありました。
 「通常ボリュームを右いっぱいに回しきった位置でダイレクト音:モジュレーションサウンドの比が1:1で使用します(後略)」
 この文から、開発者は原音とエフェクト音を同じ割合で使ってもらう事を前提としていたようです。
 でも、誰かが「ミックスバランスを変えられるといい」とリクエストしたのでしょう。だからこのつまみが付いたと思われます。

 お次に「スピード」。左に回しきった位置から1時くらいまでは穏やかな変化ですが、1時を過ぎると急にスピードが速くなります。
 そこからは右に回しきるまでは、あまり変化しません。
 以下で述べる「D-TIME」と実は連動していたりします。

 「デプス」はモジュレーションの深さを調節するもので、これは特に問題はありません。
 まあ、あまり上げ過ぎない方がいいかも?

 さて、最後に控えしは「D-TIME」。
 上手く設定しないと大変なことになります(笑)。
 左に回しきると、フランジャー的な音になり、右へ回しすぎるとグワングワンというか、へロンへロンというか、二日酔いになった音になります。
 コーラス的な爽やかさを得るなら、せいぜい1時・・・・・・いや、12時あたりまでにするのが無難です。
 面倒なら10時辺りにしておけばいいでしょう(笑)。
 でも、「スピード」つまみとセットで調節する事を意識すれば、音作りの幅が広がります。
 「スピード」を上げるなら「D-TIME」は下げ気味、
 「スピード」を下げるなら「D-TIME」は上げ気味、
 このことを気をつけていれば、割と問題ないと思います。
 
 一度生産中止になったのですが、最近(まさに今ごろ?)トゥルーバイパス仕様になった復刻版が出たようです。
 お値段はややお高くなりましたが。

○メモ
 定価 18.000円(税抜き)
 販売期間 ’95?~’03.4
 電源 ACアダプターAC210(DC10V 200mA) 電池使用不可
 消費電流 21mA(DC10V)
 備考 ACアダプターAC210付属
2005.03.27(Sun) 16:56 | 空間系 | Trackback(0) Comment(0)
MAXON STEREO CHORUS (CS505)
PICTcs505.jpg

 このコーラス、1998年に発売されたリイシューです。
 ただ、オリジナルは18V使用なのに対して、リイシューは9Vになってます。
 これだけでもう完全復刻とは言えないわけですが、現代風にアレンジした「プチリイシュー」もしくは「復刻風」と思えば問題ない・・・・・・はず。

 エフェクト音は高域がしっかり出て、きらびやかです。
 「スピード」は右に回しきってもさほど早くはなりませんが、問題ないでしょう。
 「ウィドゥス」も極端なうねりにはならないのが奥ゆかしいです。
 
 かかり具合は控えめでありながら、高域が出ている事で存在感のある音になっている、そんなエフェクターです。

 コンパクトなのはいいですが、とても軽いので、ライブで使う際は動かないように固定する必要があるでしょう。
 一応すべり止めのゴムシートも付属してますが、これだけでは心もとないですし。

 心地よくさわやかな揺れは、いつまでもかけっぱなしで弾いていたい、と思わせるほどお気に入りです。
2005.03.27(Sun) 15:22 | 空間系 | Trackback(0) Comment(0)
DANELECTRO SPRING KING (DSR-1)
spking.jpg


 「スプリングキング」という名前からも察せられるように、スプリングが入ってます。
 つまみはボリューム、トーン、リバーブの3つ。

 「ボリューム」はエフェクトの音量を調整するものではなく、使用楽器の出力に応じた入力感度の調節用。
 音量調節だったら良かったのですが・・・・・・
 というのも、オン時、特に「リバーブ」つまみを上げるほど音量が下がって聞こえるからです。

 「トーン」はそのままエフェクト時のトーン調節。
 真中から左へ回すとこもっていき、右へ回すと高音が効いた音になるのみならず、水が滴るようなピシャピシャいう音も出せるようになります。
 これこそがスプリングリバーブの醍醐味、と思い込んでいる私にはありがたい効果です。

 「リバーブ」はリバーブの深さを調節(まんまですね)。
 
 3つのつまみとも右へ回しきった状態で使うのが一番いいみたいです。
 あまりピシャピシャいわせたくなければ、トーンを1時より左にするのが良いかと。

 「キックパッド」なるものもあります。
 この部分を蹴る事で、雷のような音が出せる、とのことです。
 でも中を開けてみると、この部分には何も線がつながれてません。
 どうやら、蹴る時の目安としてつけられているみたいです。
 実際、本体のどこを蹴ってもキックパッドを蹴った時と同じ効果が得られます。
 ちなみに、雷のような音なのか、というと正直「?」ですが。

 正直、トーンの位置にかかわらず、音は固めで薄っぺらい感じがしますが、コンパクト(でもお弁当箱くらいの大きさはあります)のスプリングリバーブは今となってはこれくらいのものでしょう。
 お手軽にスプリングリバーブならではの「ピシャピシャ音」を出したい人(いるのかな?)は候補に入れても良いかと思います。
 
cover.jpg

 (おまけ・つまみを保護すると思しきカバー)
2005.03.27(Sun) 00:28 | 空間系 | Trackback(0) Comment(4)